安室奈美恵さんは、1992年9月16日に、スーパーモンキーズのメンバーとしてデビューしました。
この頃は、まだ十代であどけない少女でした。
後ろで踊るダンサーは、後のMAXになるメンバーでした。
十代でデビューした安室奈美恵さんですが、2018年9月16日の約一年前に引退を表明して華々しく
引退されていきました。
それまでの安室奈美恵さんは、数々の楽曲を世に出し、私たちを楽しませてくれました。
シンガー、ダンサー、時にはMCとさまざまな顔を見せてくれました。
今回は、安室奈美恵さんが2018年11月8日に発売したベストアルバム『finally』の中に収録
されている数多くの楽曲について、セレクトしながら安室奈美恵さんの素晴らしさをご紹介して
いきます。
Disc-1 ~デビューからの歩み~
ベストアルバム『Finally』のDisc-1は、安室奈美恵さんのデビュー曲でもある
『ミスターU.S.A.』からスタートします。
80年代をいろどる数々の名曲が並んでいます。
『TRY ME ~私を信じて~』は、ユーロービートの原曲をカバーしたものでした。
今後の華々しいスタートを切っていくようなそんな楽曲が並び始めたのです。
一気に誰もが注目する歌姫になっていきました。
このDisc-1に入っている収録曲の特徴としては『太陽のSEASON』、『You’re my sunshine』、
『a walk in the park』といった小室哲哉氏のプロディースの楽曲が並んでいる点です。
安室奈美恵さんの魅力をふんだんに出したプロデュースで、発売する楽曲がどんどんヒットを
重ねていきました。
このDisc-1に収録されている『CAN YOU CELEBRATE?』は、安室奈美恵さんが結婚する際、
小室哲哉氏が贈った楽曲でもあります。
その曲は、ダブルミリオンを達成し、邦楽女性ソロアーティスト歴代1位にまでになった名曲に
なっています。
10年経過しても、色あせない安室奈美恵さんはゆるぎない実力で、引退しても存在感の大きさを
感じることもあることでしょう。
Disc-2 ~セルフプロデュースを手がけ~
ベストアルバム『Finally』のDisc-2は、小室哲哉氏のプロディースからはなれ、セルフ
プロデュースを始めた時代の楽曲が並んでいます。
この頃は、安室奈美恵さんが一人の大人の女性として、そして母親の顔ものぞかせる魅惑的な
楽曲が並んでいます。
このディスクの最後に収録されている『Love Story』は、ダウンロード数300万超えのメガ
ヒットとなる名曲になりました。
このDisc-2からは、セルフプロディースとあって、安室奈美恵さんの個性がとても色濃く出て
います。
大人の女性が歩んでいく様も、数々の楽曲の雰囲気から想像できる楽しみもあるのでファンと
しては、とても満足する内容になっていることでしょう。
Disc-3 ~引退までの集大成~
ベストアルバム『Finally』のDisc-3には、新曲が6曲も収録されていて、この1枚だけでもベストな
品揃えになっています。
フジテレビ系アニメONE OIECE主題歌の『Hope』。
2016年に開催されたリオデシャネイロ・オリンピックパラリンピックのNHKテーマソング『hero』。
小室哲哉氏が引退表明を知り、提供した曲でNTTドコモ25周年のCMソングの
『How do you feel now?』などの多くの楽曲が並んでいます。
このDisc-3に収録されている楽曲は、主題歌やテーマソングが多いので、テレビやラジオで聴く
機会も多かったことでしょう。
特に、2016年に開催されたオリンピックの選手のがんばりを後押しするかのような楽曲『hero』
は、勇気を届けてくれる力強い曲として老若男女問わず、メロディーが記憶に残っているのでは
ないでしょうか?
おわりに
安室奈美恵さんの集大成ともいえるベストアルバム『Finally』には、Disc-1からDisc-3までに
渡り、45曲もの楽曲が収録されています。
25年もの月日が流れましたが、楽曲をきくだけで、その年代にタイムスリップさせてくれる
力強い曲ばかりです。
セレクトされた楽曲を聴いていくと、安室奈美恵さんのデビューからの歩みのようなものも感じる
ことができます。
安室奈美恵さんのファンへの思い、40歳という節目の年齢などさまざまな考えのもと、決断された
引退だと感じてなりません。
でも、安室奈美恵さんは最後まで最高のパフォーマーとして、デビューしたその日、9月16日
という日に引退を決めたというのも安室奈美恵さんの強い気持ちがあるなと考え深いものが
あります。
安室奈美恵さんが残してくれたものは、時が経っても色あせることなく邦楽女性ソロアーティスト
として歴史に刻まれていくことでしょう。
ぜひともベストアルバム『Finally』のこの1枚は、そばに置いて欲しいアルバムです。
安室奈美恵さんのファンの方々は、戻りたい時代の安室楽曲を再度聴いて堪能されるのも、
楽しみ方の一つになるかもしれません。