ずーっと欲しかったのですが、なかなか手に入んなくて、やっと手に入れたときは既に第2版に
なっていました(笑)。
※ちなみに第2版は、一人プレイ用ルールが追加されています。
あなたはマフィアとなり街のゴロツキをスカウトするという、一風変わったテーマのゲーム。
箱の絵もまさにドン・コルレオーネ!
さあ、ゴッドファーザーになるのは誰だ!?
基本情報
・デザイナー:フリーデマン・フリーゼ
・メーカー :アークライト
・対象年齢 :10歳以上
・プレイ人数:1~2人
・プレイ時間:30分
・主な受賞歴:-
ルール
プレイヤーは互いにライバル同士のマフィアギャングです。
4つのファミリーから構成員をスカウトし、自分の組織を充実させていきます。
各ファミリーはそれぞれ特殊能力を持っています。
能力を上手に使いながら勝利点を稼いだプレイヤーが「ゴッドファーザー」となり、ゲームに
勝ちます。
コンポーネントの質
カードは全部で60枚です。
4つのファミリーが15枚ずつです。
カードには0~4までのランクが記されています。
サイズは縦長で、横幅は他のカードゲームサイズと同じです。
カードの表面はつるつるしており、時々カードがくっつくような感じがありますが、ゲームの進行
を著しく妨げる、というほどではありません。
感想
場には6枚のカードが公開されています。
この公開されている場を「ストリート」と呼びます。
ストリートにいるギャングをスカウトし、組織を大きくしていきます。
スカウトの仕方は、獲得したいカードと「同じファミリーの1ランク低いカード2枚」を手札から
出し、ストリートのカードを手札に加えます。
カード獲得のために出した手札のうち1枚を手札に戻し、もう1枚は「組事務所」と呼ばれる
プレイエリアに置いておきます。
ランク0に関しては、そのまま手札に加える事ができます。
山札が無くなったら捨て札をシャッフルして混ぜ、新しい山札を作ります。
2回目の山札が無くなったらゲーム終了です。
このゲームには4つのファミリーが出てきます。
各ファミリーごとに色分けされていて、それぞれ特殊能力があり、それらを上手に使っていくのが
ポイントになります。
『愚連隊(ブルーツ』:黄
プレイした愚連隊カードのランク値分、ストリートにいるカード1枚のランクを下げる事が
できます。
『仕切屋(アカウンタンツ)』:青
組事務所のカードを手札に戻す事ができます。
『傭兵団(マーシナリーズ)』:緑
傭兵団のカードは他のファミリーのカードとして代用する事ができます。
『名門(ファミリア)』:赤
特殊能力はありませんが、他のファミリーより勝利点が高く設定されています。
それぞれのファミリーの特殊能力をうまく使っていく事が重要なゲームですが、カードをプレイ
していくと手札が減っていきます。
1つのファミリーばかり集めていると、後半身動きがとりづらくなってしまいます。
手札と組事務所のカードを駆使していく必要があります。
また、ストリートにギャングカードが並んでいき、スカウトするというテーマも合っており、
プレイヤーはボスになったつもりで品定めをしていきます。
ギャングがモチーフになっていますが、イラストはコミカルに描かれていて、全てのカードで印刷
されているキャラクターが異なります。
プレイ時間こそ30分と短いものの、手札やカードの管理に常に頭を悩ませるゲームです。
評価
テーマとプレイ感がよくマッチしており、2人用のゲームとして非常によくできています。
ルールがちょっと飲み込みにくいかな(私だけ?)
おすすめしたいプレイヤー、シチュエーション
比較的短時間で遊べる2人用ゲームとしてオススメです。